この記事は、こんな方にオススメです。
- 薪焼 銀座おのでらに行こうか迷っている方
- 銀座で一味違うレストランを探している方
- ミシュランのお店を探している方
もくじ
「ミシュランガイド東京2023」にて、三年連続一つ星獲得のお店。
薪の炎を、料理に、見た目に活用した斬新なレストラン、「薪焼 銀座おのでら」さん。
シェフの寺田さんは、28歳の若さで
当時のミシュランガイド史上最速の2ヶ月で1つ星掲載を獲得されたと、
何かと気になるレストラン。
そんな「薪焼 銀座おのでら」さんのランチに行ってみましたので
食レポを紹介します。
お店の基本情報
アクセス
住所は、「東京都中央区銀座5-14-14 サンリット銀座Ⅲ 9F」です。
最寄り駅は、都営浅草線・東京メトロ日比谷線「東銀座」駅です。
東銀座駅4番出口から徒歩1分です。
東銀座駅4番出口から地上に出ると、道路を隔てて、歌舞伎座が目に入ります。
歌舞伎座を背中にして、小道をはいっていくと、ビルの看板が見えます。
エスカレーターで9階へ。
9階を降りると、「おのでら」のコンセプト「銀座から世界へ」がどんと目に入ります。
店舗
お店に入ると、目の前に薪の炎です。
存在感があります。
既に部屋は、一面薪の香りです。
カウンター席はこのような感じです。
営業時間・定休日
- ランチ営業時間 12:00〜15:00(最終入店13:00)
- ディナー営業時間 18:00〜22:00(最終入店20:00)
- 定休日 年末年始
支払い方法
- カードOK(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)
- ディナー営業時間 18:00〜22:00(最終入店20:00)
- 電子マネー、QRコードNG
ドレスコード
スマートカジュアル
気さくな雰囲気ですが、さすがミシュラン取得のお店。きっちりするところはきっちりしていますね。
予約の方法
電話(03-6264-3644)でもWEBでもOKです。
「薪焼 銀座おのでら」のプランと価格をチェック
薪焼 銀座おのでら:本日のオーダー
予約していた内容は、『【Lunch】-Makiyaki- Short Course』です。
一番軽めのコースとなりますが、内容は、
- 一口 薪焼き
- 冷前菜
- 畝田さんからのお野菜
- 魚料理
- 肉料理
- 季節のパエージャ
- 薪焼バスクチーズケーキ
- 狭山ほうじ茶 小菓子
で結構な品数です。
飲み物は、
- 煎茶レモングラス
- サンペリグリノ
を注文しました。
シェフの寺田さんが、埼玉県出身で、そこのお茶を使っているという説明がありました。
煎茶レモングラスは、お茶を水出しして、柑橘が加えられており爽やかな口当たりです。
薪の料理と緑茶が合っているように感じました。
一口 薪焼き
一口 薪焼きは、「和牛 タスマニアマスタード」
熊本の赤牛の上に
オーストラリアのタスマニア島で取れるマスタードが添えられた一品。
一口で食べるか、分けて食べるか
一瞬悩みましたが
香りと見た目の誘惑に駆られ、
一口でパクッといってしまいました。
口の中に薪の香りがひろがり、期待通りの味わい。
肉も柔らかく、マスタードの一粒一粒がプチプチと。
この後のメニューに期待が膨らみました。
冷前菜
冷前菜は、「毛蟹 トマト」
白い部分がトマトで、
トマトのエキスを泡立てたものです。
トマトをミキサーして紙で濾してつくるトマト水は
フランスでは、よく使われているとのこと。
白いのにトマト味がするのは、不思議な感じがしました。
トマトの下には、
蟹といくら。
合わせて食べるのがおすすめ、と説明されました。
確かに、混ぜて食べると美味しい。
自家製パン
サラダにコースが進む前に、ここでパンが出てきました。
このパン、実はかなりのヒットしました。
パンは、自家製酵母で作ったオリジナルパン。
オーブンで焼き上げた焼き立てです。
パンは、白胡麻や松の実が入ってます。
そして、こちらがパンのお皿。
右手前の、オリジナルバター。
1時間ほどバターをゆっくり焦がして、少しサワークリームが加えられたバターです。
キャラメルのような味で、サワークリームの酸味が少し感じられました。
食べたことがない味で、パンはおかわりをしてしまいました。
このパンは、本当にオススメです。
畝田さんからのお野菜
サラダのお皿はこちら。
根セロリ、ひめにんじん、ケールの仲間の黒キャベツ、ポアロ、ビーツ、もものすけ(カブの一種)など、季節の野菜を15種類。
それぞれの野菜に合わせた調理法で一皿に盛り付けられています。
中で気になったものをピックアップします。
・ケールは塩をまぶして、オーブンで焼かれておりパリパリに仕上がっていました。味は、焼き海苔のようなイメージでした。
・ビーツ。普段はちょっと酸っぱいかなぁ位で、私的には印象に残らない野菜です。ところが、このお皿では、ビーツをアルミで巻いてからオーブンで焼いて、シェリービネガーとハチミツを加える、と手の込んだ一品とのことで、印象に残る美味しい野菜でした。
・カブの一種のもものすけは、生に近い食感でしたが、野菜の甘さが際立っていました。
・サラダ全体としては、フレンチ風の味付けです。そんな中、ごぼうだけ和風の煮込み味で、フレンチの中に和風があって、ホット一息つくような味わいでした。
でした。
食べ応えのある野菜でした。
魚料理
魚料理は、「鰤 春菊」です。
まずは、ベースとなるソースがお皿に一塗り。
炭焼きされた鰤
お皿に乗せられ、アンチョビペーストを加えて、
最後に、春菊をトッピングに。
出来上がりがこちら。
春菊は、パンチェッタという豚のバラ肉と一緒に煮込まれていて、ジューシーな味付けです。
薪の風味は強すぎると飽きてしまうので
その加減に気を遣っていらっしゃるとシェフ談。
言葉通り、
薪味のほんのり感は絶妙です。
薪味に加えて、鰤の塩加減も程よく抑えられていて
素材の味が引き立つように感じました。
肉料理
肉料理は、「鴨とスパニッシュレタス」です。
メインは青森県産のバルバリー鴨。
薪で焼いた鴨肉の塊を、目の前でスライス。
付け合わせの野菜は、スパニッシュレタス。
焼いて食べるレタスで芯まで甘いのが特徴です。
出来上がりはこちら。
肉の薪焼きは、薪焼の真骨頂。
肉が柔らかいというのはいうまでもなく、
特に皮の部分の焦げ目と風味が最高でした。
季節のパエージャ
食事の最後は、パエリア(パエージャ)です。
パエリアが入ったお鍋が、薪で炙られています。
出来上がったパエリアが、目の前でOPEN。
桜エビと舞茸のパエリアです。
舞茸は別途、薪で焼いているとのことで、一際風味が濃い味でした。
パエリアは、本日のコースで使った野菜や肉を煮込んだコンソメスープと共に提供されました。
海老のパリッとした食感と、濃厚な味が、〆のご飯で、最高の食事でした。
こちらもお代わりしてしまいました。
食事は以上で終了です。
薪焼バスクチーズケーキ
続いては、フジテレビ「ノンストップ!」にも放送され、販売でもすぐに売り切れとなってしまう絶品の「バスクチーズケーキ」です。
カットされたチーズケーキの上に、最後の仕上げで、香り付けの柚。
表面こんがり、中しっとり。
柚味が、九州産のまろやかなクリームチーズのコクを一層引き立ててくれているように感じました。
狭山ほうじ茶 小菓子
ほうじ茶は、煎じるところから目の前でパフォーマンスしてくださいました。
薪で炒る前の茶葉。
これが、薪の中で炙られます。
燃えてしまいそうですが、さすがプロ。
煎りたてのほうじ茶の香りを、カウンター席のお客様方に披露。
良い香りです。
こちらがそのほうじ茶。
左側が少しピントが合っていませんが、キャラメリゼしたアーモンドに、ホワイトチョコとほうじ茶パウダーをまぶしたものです。
やっぱり、カウンター席の食事は、楽しいです。
特に、「薪焼 銀座おのでら」さんでは、炎を見ながらの食事ができるのでカウンター席がお勧めですね。
お会計
最後にお会計(2名分)
- コース料理:7,000×2 = 14,000
- 水出し煎茶:1,000×1 = 1,000
- サンペレグリノ:1,000×1 = 1,000
で、2人で16,000円(税抜き)でした。
まとめ
薪を使って、焼く、煮る、香りをつける、と趣向が凝らされていて
味だけでなく、目でも楽しむことができました。
おのでら系列は、「見せる」ことも、強く意識されているように感じました。
まさにエンターテイメントですね。
燻製好きには、文句なしにおすすめできるレストランで
雰囲気も良いので、デートや接待、特別な機会で利用したいお店です。