この記事は、こんな方にオススメです。
- フェリチェリーナさんへ行こうか悩んでいる人
- 中目黒でレストランを探している人
- イタリアン好きな人
もくじ
手頃な価格で百名店を探しては、トライというのが趣味のようになってまいりました。
そんな中、食べログサイトで、2018BRONZE、イタリアン百名店2021に受賞歴がある、
中目黒のイタリアンFelicelina(フェリチェリーナ)さんを見つけました。
フェリチェリーナさんでは、食材に合わせて、メニューを構成されているということで、「旬のものを味わうことが出来そうと」期待を持って訪れてみました。
旬の食材を使った、一期一会のメニューは行ってみてのお楽しみです。
私が訪問した際の内容を紹介いたします。
お店の基本情報
店舗
お店の外観は、こちら。
大通りから一本入った静かな住宅街の中にあるビルの2階にあります。
店内の写真は、こちら。
まずは、テーブル席。
窓際のカウンター席。
落ち着いた雰囲気の店内です。
アクセス
- 住所:東京都目黒区青葉台1-15-2 AK-3 building 2-a
- 日比谷線・東急東横線「中目黒駅」から徒歩約8分
- 東急東横線「代官山駅」から徒歩約8分
専用駐車場なし
営業時間・定休日
- ランチ営業時間 12:00〜15:30(L.O. 13:00 )
- ディナー営業時間 18:00〜22:30(L.O. 19:30 )
- 定休日 月曜日、火曜日のランチ
支払い方法
- カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)
- 電子マネー不可
予約の方法
電話(03-6416-1731)もWEBもOKです。
「フェリチェリーナ」のプランと価格をチェック
フェリチェリーナ:本日のオーダー
メニュー
予約したコース内容は、「お任せスタンダードコース」で8品になります。
8品のコース内容は、
- 小さな前菜
- さかい農園より黒 イチジク
- 北海道釧路より鱈の白子
- サルデーニャよりたっぷりカラスミ
- ハンター太田さんより伊豆日本鹿
- 鹿児島よりキハタ
- 田倉さんより完熟パッションフルーツ
- 京都よりほうじ茶
です。
コースが始まる前に、まずパンが出てまいりました。
自家製フェンネルシードを加えたフォカッチャです。
皮がパリパリして、ついつい手が伸びてしまいます。
フェンネルシードの味なのか、少しスパイシーでした。
小さな前菜
前菜は、兵庫県産のバターナッツかぼちゃを使用した、かぼちゃのスープカプチーノ仕立てです。
スプーンでよくかきまぜるとスープが完成します。
かぼちゃの素材直球の味わいでした。
しっかりした粘度があって、スープを飲むと言うより、かぼちゃを食べるという感じです。
前菜はこれだけかと思っていたら実はスープが乗っていた土台にトリックがありました。
なんと、土台の蓋が動きます。
中には、さらに二つの前菜が!
少しアップの写真はこちら。
手前側は、カナッペ風のチーズと黒豆の前菜。
黒豆といいつつ、豆の色が緑色なのは、黒い豆を剥いていくと緑になるからとのことでした。
奥側のものは、リエット(フランスの伝統的な保存食で、直訳すると「豚肉の塊」になります)。
普通のリエットとは違って、豚肉に玉ねぎなどの野菜をいっぱい入れてワインで煮込み、食感や味をレストラン仕立てにしたものとのことです。
葉っぱの形をした生地は、濃いチーズ味で、おつまみにうってつけの一品。
食欲が刺激されて、コースを食べる気持ちが一気に盛り上がりました。
意外に盛りだくさんの、小さな前菜でした。
さかい農園より黒 イチジク
2品目は、イチジク、切り立ての生ハム、ブッラータチーズ。
愛知県産の黒イチジクは、元々はフランスのイチジクでそれを日本で作ることで香りが濃厚で味がすっきりしたものになっているという説明でした。
食べてみるとイチジクは酸味が強く、この酸味がスッキリした味わいの理由なのかなと感じました。
私的には、ブッラータチーズが、めちゃくちゃ美味しかったです。
まるで、牛乳のような味わいで、全く臭みがなく本当に食べやすく、さらに生ハムとのコンビネーションが絶妙でした。
北海道釧路より鱈の白子
次は、鱈の白子のフリット。
側面から。
上から。
フリットに加えて、トマトのアラビアータソース、とオリーブのソースがペースト状になって添えられています。
フリットの下には、細かくみじん切りにされた野菜が白バルサミコ酢であえられた食べるソースがあります。
フリットに、ナイフを入れると、湯気が出るほどの熱々でした。
中身は、ふわふわ!
衣に塩味がついていて、白子のフリットはそのまま食べても相当美味しい。
このお皿は、白子の量が非常に多くて、ほぼメイン級のボリュームでした。
サルデーニャよりたっぷりカラスミ
続きまして、カラスミのパスタ。
こちらは、お店のスペシャリティ。
中の食材はその日によって変わるとのことで、今回は、ミンチにしたヤリイカ、ポロネギ、ドライトマトで、上からたっぷりのカラスミ。
和風の良さを生かしたスパゲティーでした。
ハンター太田さんより伊豆日本鹿
肉料理は、伊豆の日本鹿を使ったラグーソースがかかったパッパルデッレ(イタリア、トスカーナ地方でよく食べられている幅の広いパスタ)。
パスタの上に、静岡産のブラウンマッシュルームがたっぷりと。
フレッシュなブラウンマッシュルームは、フレッシュで香りも味もしっかりと美味でした。
パスタは、マッシュルームとパルメジャーノチーズとラグーソースをかき混ぜて食べるのがオススメとのことでした。
肝心のラグーソースの鹿肉は、まるで牛肉のような味わいでした。
ここで、レモングラスやミントといったハーブで作った氷菓子が出てまいりました。
メインの前のお口直しですね。
ランチなのに豪華です。
ナイフも入れ替わり、食べる準備万端です。
鹿児島よりキハタ
メインは魚料理で、鹿児島県よりキハタ。
魚の下には、朝採れオクラと、1年以上寝かせた熟成北海道じゃがいもが入った、焦がしアンチョビソース。
付け合わせの柑橘は、幻の柑橘と呼ばれる高知県産の直七(なおしち)すだち。
直七すだちは、柑橘類の中でも生産量が少なくて、生産地である高知県内でも流通量が少なくあまり出回っていないことから、幻の柑橘と呼ばれているようです。
キハタは、パリッとした皮の食感と、味付けが素晴らしい。
キハタの白身部分は、肉を思わせる食感です。
魚自体の美味しさは勿論の事、
付け合わせの焦がしアンチョビソースとポテトがまた美味しい。
田倉さんより完熟パッションフルーツ
デザートは、パッションフルーツ、ヨーグルトのアイス、パイナップルとバジルのソース。
パッションフルーツは、夏の食べ物と思われている所ですが、新倉さんより仕入れられた完熟パッションフルーツは、木の上で成熟させたものを収穫するとのことで、今の季節が旬ですと説明がありました。
食べ方は、まずはフルーツだけを味わう。
そして、残ったパッションフルーツをアイスにかけて食べる。
そうすることで、2度楽しむことができますとのこと。
バジルのソースとヨーグルトアイスと合わせると、デザートと言うよりかは食事のような感じでした。
これにパッションフルーツを混ぜて食べると、パッションフルーツ単体で食べるより、最後の酸っぱさがなくなりました。
確かに、全く別の味わいで二度楽しめました。
京都よりほうじ茶
最後に、京都より取り寄せたほうじ茶で作ったモナカアイス。
こちらは、手にとって食べます。
苦味と甘味が2:1位の味付けでした。
食事の最後にお茶を出してもらったような後口です。
そして、食後の飲み物。
コーヒー、紅茶、エスプレッソから選択できます。
私はコーヒーをお願いしました。
コーヒーは、酸味の少ない味です。
最後に、お会計は、
コース料金7,800+コペルト料金550=8,300円でした。
まとめ
一品一品に工夫がされていて、見た目にも楽しむことができました。
もちろん食事自体も大満足でした。
肩肘張らずに、ちゃんとした食事を楽しむことが出来るレストランという印象です。
閑静な住宅街の中にあるレストランで、デート、女子会、家族でのお食事、などさまざまなシーンに利用できるお店だと思いました。
仕入れた食材で、メニューを構成されているので、行く度に新しい出会いがありそうで、行くのが楽しみなレストランですね。
おしぼりにレモングラスの香りが付けられているさりげない心遣いや、忙しそうにされていても食事について丁寧に解説してくださるスタッフの対応も好印象でした。